SiCパワーデバイス生産技術

1.SiCパワーデバイスとは

スマートシティの構築,地球温暖化問題の解決策としてパワーエレクトロニクスは重要な役割を担っている。パワーエレクトロニクスとは電力の変換,制御を行う技術であり,電車,自動車,太陽電池,エアコン等さまざまな場所で使用されている。パワーエレクトロニクスでキーとなるのがパワーデバイスであり,その性能としては電力損失が小さく,スイッチング速度が高速であることなどが重要である。

SiCパワーデバイス生産技術

4K 冷凍機を使った無冷媒希釈冷凍機の共同開発

1.はじめに

極低温冷凍機とその応用製品を製造販売していた岩谷瓦斯㈱低温機器部が2014 年5 月1 日にアルバック・クライオ㈱に譲渡・継承された.岩谷瓦斯㈱低温機器部は2006 年度から2013 年度まで無冷媒希釈冷凍機を大阪市立大学と共同開発した1)-5).2014 年度からは,新たな希釈冷凍機の開発を大阪市立大学とアルバック・クライオ㈱で進めている.これまでの開発経過について報告する. 4K 冷凍機を使った無冷媒希釈冷凍機の共同開発

リークディテクタ
「HELIOT 900シリーズ」の開発

1.はじめに

アルバックが1967年に初めてヘリウムリークディテクタ(helium leak detector, HLD)「DLMS」を販売開始し,その後,1995年にセレクトフリーという独自排気系の技術を用いて,世界で初めて完全自動化でグロスリークからファインリークまでのテストを可能とした「HELIOT 300シリーズ」1)を販売開始してから約20年が経過した.

リークディテクタ
「HELIOT 900シリーズ」の開発

OLED用薄膜封止装置
「CEE-950」の開発

1.はじめに

近年,OLED(Organic Light Emitting Diode:有機発光ダイオード)デバイスは携帯電話用ディスプレイを筆頭に,大型テレビ用ディスプレイ,特殊・装飾照明など,一般消費者向け市場でも定着し始めている.OLEDの特長を生かした次世代デバイスとして,フレキシブルディスプレイ,フレキシブル照明が期待され,各社がしのぎを削りながらデバイス開発,材料開発,及び,装置開発を進めている.

OLED用薄膜封止装置
「CEE-950」の開発