学会誌「表面と真空」に論文が掲載されました
「マイクロパウダードライ法による赤血球の保存特性に関する検討」について、学会誌「表面と真空 (Vacuum and Surface Science)」に論文が掲載されました。
凍結乾燥(フリーズドライ)は、輸血用血液製剤を保存するために検討が進められている方法ですが、従来法では細胞が傷つき、赤血球が壊れることが課題でした。
本研究では、赤血球の凍結乾燥法としてマイクロパウダードライ法と従来の緩慢凍結乾燥法を比較し、乾燥直後と冷蔵(2℃)・室温(28℃)で1か月保管後の水分量と赤血球が壊れた割合を調べました。結果として、マイクロパウダードライ法は乾燥直後の赤血球は壊れた割合が低く、1か月後も両指標の変化は小さく、両温度条件で比較的安定していました。この結果はマイクロパウダードライ法により従来以上の長期間の赤血球保存が実現できる可能性を示唆しています。
アルバックは、マイクロパウダードライ技術の適用範囲を広げ、医薬品にとどまらず、さまざまな分野で安定した粉体の製造・保存に役立てられるよう、今後も検討を進めます。
掲載誌
表面と真空 69巻(2026)2号 https://www.jstage.jst.go.jp/browse/vss/-char/ja/ (本文は購読者のみアクセス可能です。)
お問い合わせ先
株式会社 アルバック 未来技術研究所 e-mail:uj_mirai@ml.ulvac.com