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材料 高機能材料

[Ta] [Nb] 熱交換器

アルバックのタンタル・ニオブ製熱交換器は、真空技術を応用した溶接、検査体制に従い製造されています。40 年以上の実績を誇るアルバック製熱交換器は、化学工業、製薬産業など、あらゆる分野で高い評価を得ています。

溶接技術

チャンバー内での高度雰囲気管理溶接

タンタル、ニオブ、チタン、ジルコニウムは、非常に活性な金属のため、大気中における溶接では雰囲気ガスによるコンタミが起こり健全な溶接構造物ができません。アルバックでは、高融点活性金属の溶接をすべて、高度に雰囲気管理された不活性ガス置換チャンバー内溶接または電子ビーム溶接で行っているため、コンタミのない、極めて良質の溶接構造物を製造することができます。

溶接後の特性管理

汚染を管理するために、硬さはタンタルの場合、母材+ 40HV 以内、O,N 増加量は100ppm 以内としています。

タンタルの溶接部比較

<硬さ>
社内管理値: 母材 + 40 HV

(単位: HV)

母材 溶接部
ULVAC 115 135 20
A社 120 153 33
B社 100 476 376

<分析>
社内管理値: O, N = 母材 + 100 ppm

(単位: ppm)

O N
ULVAC +30 +30
A社 +100 +40
B社 +200 +250

材料特性

アルバックのタンタル材料は、 「溶解」→「圧延」→「溶接」をすべて自社工場で実施しているため、下記の値が公に認められています。

<タンタル>

RT 100℃ 200℃ 300℃ 備考
縦弾性係数 (N/mm2) 185000 183000 180000 177000 社内データより
許容応力 (N/mm2) 58 51 51 55 ASME*規準に従う社内データより
降伏点 (N/mm2) 170 147 147 167 社内データより

* ASME:アメリカ機械工学会/American Society of Mechanical Engineers

コイル型熱交換器

ph02.jpg

Taコイル:Φ48.6mm × t1.5
使用環境:220℃ 0.74MPa

ph03.jpg

Φ1500mm × 2500L 第1種圧力容器

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