森林の力を未来へつなぐ----やどりき水源林での森林再生プロジェクト - ULVAC

森林の力を未来へつなぐ----やどりき水源林での森林再生プロジェクト

2025年7月26日(土)、やどりき水源林*1にて、当社が取り組む森林再生プロジェクト*2が開催されました。
今回は従業員とそのご家族、総勢25名が参加し、自然とふれあいながら学びと体験を深める一日となりました。


森林が育む「水のちから」を体験

CSR_20250726_01.jpg活動の中心となったのは、「水源涵養(かんよう)機能」を学ぶ実験です。これは、森林が雨水を蓄え、ゆっくりと地中に浸透させることで、川や地下水の水量を安定させる働きのこと。実験では、荒れた森林と保全された森林を模したキットに水を流し、流れ方や水の色・量の違いを観察しました。

子どもから大人まで、目で見て体験することで、森林が私たちの生活を支えていることを実感。水不足や洪水といった問題が、森林の状態と密接に関係していることを学びました。


汗を流して、森を守る

CSR_20250726_03.jpg実際の間伐作業にも挑戦。枝打ちや間伐は、森林の健全な成長を促すために欠かせない作業です。参加者の皆さんは汗をかきながらも、達成感に満ちた表情で作業を終えました。

清流に生きる命との出会い

寄沢の清流では、水生生物の観察も行いました。インストラクターの解説を受けながら、「きれいな水」に生息するサワガニやカジカを実際に観察。水質と生物の関係を学ぶ貴重な機会となりました。

夏の思い出と、未来への一歩

昼食後にはスイカ割りも行われ、子どもたちの笑顔があふれるひとときに。暑い日ではありましたが、森林の心地よい風の中で過ごした時間は、夏休みの楽しい思い出となったことでしょう。

私たちは、こうした活動を通じて、次世代に豊かな自然環境を引き継ぐことを目指しています。今後も従業員の皆さんとともに、森林保全に積極的に取り組んでまいります。


参考情報

*1)やどりき水源林 神奈川県松田町寄に広がる約529haの森林で、神奈川県が管理し、公益財団法人かながわトラストみどり財団が運営協力しています。 水源涵養や自然体験の場として県民に親しまれています。
*2)森林再生プロジェクト 本社・工場が立地している神奈川県の森林は、全国平均に比べて非常に少ない数値となっています。 神奈川県では、水源林の役割を持つ森林の豊かな恵みを次の世代に引き継ぐための整備活動が行われています。 この取り組みに賛同し、神奈川県が推進する「森林再生パートナー」制度に2022年6月から参画しています。 本制度による森林整備を通して算定されるCO₂吸収量は、5年間で247tになります。 地球にやさしく持続可能な社会づくりに貢献するという2050年にありたい姿の実現に向けて、環境活動に取り組んでいます。

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