アルバック・ファイ 飛行時間型二次イオン質量分析装置の最新モデルの販売を開始 ~熟練度に左右されない高品質なデータを提供~|ニュース|アルバック
  • トップ
  • ニュース
  • アルバック・ファイ 飛行時間型二次イオン質量分析装置の最新モデルの販売を開始 ~熟練度に左右されない高品質なデータを提供~
2023.10.10
リリース

アルバック・ファイ 飛行時間型二次イオン質量分析装置の最新モデルの販売を開始 ~熟練度に左右されない高品質なデータを提供~

アルバック・ファイ株式会社(本社:神奈川県茅ヶ崎市、社長 原 泰博)は、飛行時間型二次イオン質量分析装置(TOF-SIMSTime-of-Flight Secondary Ion Mass Spectrometry)のフラッグシップモデルとなる「PHI nanoTOF 3⁺」の販売を開始しました。

img_phi_nanoTOF3.jpg

飛行時間型二次イオン質量分析装置「PHI nanoTOF 3⁺」外観

概要

このたび、PHI nanoTOF 3⁺の販売を開始しました。前機種であるPHI nanoTOF 3から2年ぶりの新製品リリースとなります。新機種では、PHI nanoTOF 3をベースに、新たに以下の3つの機能が加わりました。

新開発アナライザーの搭載

新開発アナライザーでは、従来のTRIFT型アナライザーの特長を受け継ぎながら、質量分解能(m/Δm)を12,000から15,000に向上させ、これにより今まで分離できなかったピークを明確に分離することが可能となりました。高精度で信頼性の高い質量分析を実現し、研究や産業分野でのニーズに応えるための最適なソリューションを提供します。

多角的な分析を可能にする新試料搬送機構

PHI nanoTOF 3⁺における新試料搬送機構は、当社XPSAES装置間で完全な互換性を実現し、多角的な解析を可能にします。最先端の材料分析においては、一つの分析手法だけでは全てを理解することが難しく、様々な視点からの詳細な分析が必要です。さらに、この新機構は、大気非曝露での装置間試料搬送も可能にします。電池材料や触媒材料をはじめとする先端材料の分析には必須のツールです。

測定のオートメーション化

PHI nanoTOF 3⁺の最大の特長は、連続自動無人測定機能の搭載です。従来の手動測定から大幅に進歩しました。試料導入室で取得した画像を基に、測定箇所及び測定レシピを決めた後は、完全自動で連続測定が行うことができます。この新機能は、半導体や電池などの無機材料から、高分子材料、生体材料などの有機材料まで、あらゆる種類の材料に対して有効です。さらに、これまでは測定データの質が測定者のスキルに大きく依存していましたが、誰でも高品質なデータが得られるようになります。

以上のように、PHI nanoTOF 3⁺は、幅広い試料に対応し、測定の効率性と信頼性を向上させるだけではなく、熟練度に左右されない高品質なデータを提供します。これにより、研究や品質管理の分野での利用価値が飛躍的に向上します。

出荷開始

20244月より

本件に関するお問合せ先

アルバック・ファイ株式会社 製品戦略部 TEL: 0467-85-6522(代表)

関連ウェブサイト

https://www.ulvac-phi.com

このサイトでは、お客様の利便性や利用状況の把握などのためにCookieを使用してアクセスデータを取得・利用しています。Cookieの使用に同意する場合は、
「同意しました」をクリックしてください。「個人情報保護方針」「Cookie Policy」をご確認ください。

同意しました